『引き戸が調子悪くて…』というご連絡を、ここのところ続けて頂いています。
《引き戸》とは、横にスライドして開け閉めする戸のことです。
部屋や物入れ、ベランダなどに使われていることが多いでしょうか。

「戸車」とは、一言でいうと戸や家具をスムーズに動かすための小さな車輪のことです。
戸(障子や引き戸など)の下側や、引き出しの底についている、あの小さなコロコロした車輪のことです。
戸車があるおかげで、重い戸でも軽い力でスルスルと開け閉めできるのです。
もし戸車がなかったら、戸を動かすたびに「キーッ」と嫌な音がしたり、床やレールをこすって傷つけてしまったりします。
戸車の小さな車輪が、戸とレールの間に挟まることで、摩擦を減らし、スムーズな動きを助けてくれているんです。
戸がスムーズに動かず、『開け閉めするときにコツがいる』などの場合、戸車が消耗している場合があります。
戸車が、摩耗あるいは劣化しているか確認ポイントは、
・頻繁に使っている
・10年以上経っている
・開閉時にガタツキがある
・全開できず途中で止まる
・開閉のたび音がなる
・扉が外れる(脱線する)
これらの症状に一つでも当てはまっていたら要注意です。
まれに『油を差している』(中には食用油を使うパターンも💦)という方もいらっしゃいますが、あまり解決方法にはなっていない気がします。(むしろおすすめしません。)



写真のように、《戸車は消耗品》なんです。
新しいものに交換することで、スムーズに開け閉めできる場合がほとんどです。
じみ~に感じていたストレスも、パァ~!と解消されます。
戸や窓が なんとなく開け閉めしずらいな~と思ったら、戸車を疑ってみましょう。
当社では、建具の新旧、メーカーによらず対応しています。
既製品、特注のものなど、あらゆる建具に対応できますので、まずはお気軽にご相談ください。